会社において個人が意識すべき責任と義務
世の中のサラリーマンの皆さん。
雑多な感情渦巻く地獄(会社)での業務お疲れ様です。
世の中の会社は所属の社員にそれぞれの役割を与えて、仕事の進行を管理しています。
例えば営業部とか経理部、購買部とかでしょうか。
まあ、言うまでもないことなんですが。
しかし世の中には、それをどう勘違いしたのやら、体よく(?)他人に仕事の責任を押し付ける輩がいるわけです。
というわけで、今回は「会社においての義務と責任の在処」についてお話ししたいと思います。
とは言っても、僕にはマジモンのクズの気持ちは全くわからないので、具体例を書いていきます。
スーパーにおいて、酒類の商品管理を任されている二人の人がいたとします。
一人は真面目過ぎるほどに真面目な青年。
もう一人はこのスーパーに長年勤める中年の男性。
青年は最近酒類の管理を任された、立場上は中年の部下に当たります。しかし業務上、はっきりと上下が分かれているわけではありません。お互い対等な立場です。
青年は最近勉強を始めたばかりなので、どんな銘柄をどれくらい発注すればよいかまだわかりせん。
青年は中年に聞きます。
「○○さん、この梅酒は何本入れたらいいですか?」
「そうだねぇ。この商品は売れ筋だから、今回は5ケースでいいんじゃないか? そういうのはパソコンの端末で調べてもらえば過去の履歴が見れるから、調べたらわかるよ。それじゃ、注文しといて」
はい、この発言の中に含まれている意図がお分かりですよね?
これからはいちいちPCで調べて、自分で考えて発注しといてってことです。
頭湧いてんのかこの野郎。
いや、2か月も3か月も同じことを聞いてくるのであれば気持ちはわかります。
でも世の中にはいるんです。新人の面倒を見るのが嫌だから、自分に責任が伴わないように仕事を進めさせようとしている人間が。
結局、その青年が自分で考えた結果、在庫切れだったり逆に大量発注してしまったりで問題になったときに、一番にこう言うはずです。
「発注の仕事は彼にすべて任せていたんですけどねぇ……」
さて、今の話の中には二つの義務が存在しています。
一つは自分と同じ仕事をしていく新人への教育義務、もう一つは自分が任されている仕事への監督責任。
教育義務に関しては、入社したての新人であれば企業側に責任があるところですが、それなりに仕事を任されていて、また新しいことに取り組む際の教育はその時の上司に責任が及びます。
ここでいう上司とは、勿論立場上の上司もですが、その仕事に関する知識やスキルなどを先んじて取得している人間のことでもあります。
ここを勘違いしている人は、よく考えもせずに「前の人にこんなことも習わなかったの?」なんてことを言ってきます。
気にしないようにしましょう。
そして監督責任。
ここが一番勘違いされているクズの方々がいらっしゃるのですが、新人が完全に一人立ちできるようになるまでは、その仕事の責任はすべて上司が被るべきことです。
集合で表すとこんな感じです。
上司の責任の中には部下の責任のすべてが内包しています。それは仕事の慣例であったり、進行ミスであったり、またはごく個人的なミスも含まれています。
なぜなら、上司には部下が育つまで仕事をスムーズに進めていく義務があるからです。
貴方がちゃんと見てあげれば、新人は初歩的なミスなんてしなくて済むんです。
会社が貴方を信頼して、お金で雇ってまでそういう仕事を任せているのです。
まあ、新人にも色々な義務は存在しているのですが、蛇足になりそうなので止めておきます。
ようするに何が言いたいのかというと、その時その時で個人には責任と義務が課せられているということです。
それは雇用形態、勤続年数、立場、会社の状況、社会の情勢などによって変動するものです。
時には不公平に感じられることもあるでしょう。
だって当然です。人ぞれぞれ、できることに差があるんですから。
しかし、それをよく考えて生きていかないと、所謂老害と呼ばれる存在に成り下がる可能性があります。
誰しも、同僚から「勤続年数が長いだけの無能」「居るほうが邪魔」「見ているだけでストレスになる」なんて言われたくないでしょう?
その人たちは直接言うことはありません。だって、クズは矯正できないと悟っているからです。
そして、クズが引き続き怠惰を貪る。悪循環ですね。
そんな奴は会社がクビにしてくれれば話が早いんですがねぇ……。
如何せん、ド田舎のほうだと「今後の近所付き合いが~」とか言って絶対クビになりません。怠け者が得をするということです。
しなければならないこと、やるべきこと。
それぞれ意味は違い、それぞれが社会において大事なことです。
それでは、少しでもストレスのはけ口になったという方、または話が心に刺さったという方。
どちらも今日よりほんのちょっと良い明日を。